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A.DOGMA
↑を聴いて感じていること
曲の展開や印象を記述したものです

読み解き違いは大いに予想されます
完全に読み解けているわけでもありません

興味がある人だけ本文へどうぞ
読み辛さはご容赦下さい

音ゲーの話題です

サントラ版を聴きながらどうぞ
AC版では配置や音量が崩れるので無意味です
曲中における大体の時間部分を表記してありますが、これはV5サントラ音源を基準としています

この曲はタイトルや楽音の配置から既に始まっていると思われる

タイトルは既知の通りアンチドグマ(A(nti). DOGMA)

antiは反する、向かい合う、対峙するとでも捉えれば良い
dogmaは教義(宗教などで真理としていること)
教義と言うよりは原義に戻って見地(立場、観点)とした方が解り易い
ということで相反する立場と訳せる

争いは競い合う勢力の主張がぶつかることで起こることからそう命名したと考えられる
このことを意識しながら考えていく

楽音の配置は概ね以下の通り



ギターはところどころで譜面が似通っていたり、逆に全然違ったりしていることが重要
ベースがほんの少しだけ右へ寄っていることが重要
闇側扱いはするが、曲全体の雰囲気についても表現している

左(図中の黄):光の軍勢(以後、光側)
右(図中の紫):闇の軍勢(以後、闇側)

厨二的な表現で申し訳ないけれども、その方が具体的で解り易いと思うのでそうした
こうすれば、曲中では左と右とで争っていることが想像出来る
RPG的に光と闇で争うのは定番
天使と悪魔とかでも良いし、厨二的なものが嫌であれば王国軍と反乱軍でも良い

簡易チャートで表記すると以下の通り

(1)開戦前

(2)開戦

(3)泥沼の戦い

(4)近づく夜

(5)夜襲

(6)戦闘中

(7)総大将対峙

(8)総大将戦

(9)戦闘中

(10)総大将戦の決着

という感じ
(4)と(5)は纏められるかもしれないが、一応分割した


(1)開戦前(0:00~)
開戦前の嫌な雰囲気が漂う
最初はベースだけが鳴っていることに対してバイオリン類は鳴っていないことから反乱は右の闇側から起こしたものと判断出来る
ドラムは主に闇側の準備とも受け取れる

(悲鳴の様なギターは闇側の牽制による被害者かも)

相互の準備が整ったところで開戦


(2)開戦(0:20~)
ギターは双方の雄叫びとも取れる
似た様な旋律は双方の勢力が拮抗していることを表す

一時的にリズムが16分から12分へ切り替わってゆったりする部分は両勢力の衝突寸前の情景とも受け取れる

同様のメロディが2回流れる
→日を跨いで行われる同様の戦闘模様、光側の楽器のみである点から兵士を鼓舞する為のファンファーレ的なイメージも受ける
タムは人間や馬の足音、シンバルは剣戟で武器同士がぶつかり合う音


(3)泥沼の戦い(0:41~)
戦場全体を俯瞰する様な情景
ギターもドラムも音が急激に減り出す
→開戦直後よりも勢いが滞っている状態

淡々と打つハイハットとスネアが浮かび上がる
→遅々とはしているが、確実な進軍
途中で鳴るシンバルは戦闘


(4)夜(0:59~)
夜闇と闇側を表すベースが際立つことから情景は夜で闇側が主な主観
光側を表す楽器類が寝息の様に穏やかで鳴る、鳴り止むを繰り返す

ドラムの音が更に減ってハイハットが大半を占める
→闇側による暗い中での奇襲を目的とした静かな行軍
鳴るシンバルは光側の見張りを襲う時の小さな戦闘


(5)夜襲(1:07~)
ベースは引き続き夜闇と闇側の隠密行動を表す
忍び足を表すシンバル

最後のシンバルは剣戟の音
→光側が侵入してきた闇側に気付いて驚き、そのまま戦闘を開始


(6)戦闘中(1:11~)
ギターの高速3連
→場面が切り替わることを表す
ある日の戦闘中

似た様な譜面のギター
→尚も拮抗する両勢力

シンバル
→剣戟、一定のリズムで鳴ることから局所ではなく俯瞰している様な情景、戦闘状態の抽象化


(7)総大将対峙(1:15~)
シンバルのリズムが崩れて一定ではなくなる
→俯瞰から局所へ視点が変わったことを表す、シンバル自体は継続して鳴っていることから周囲では引き続き戦闘が継続して行われている状態

急に際立つギター
→視点を双方の総大将へ集中させる、譜面は似通っていることから勢力は未だに拮抗状態であることを表す

ベース、ドラムのタムによる24分
→総大将戦の開始、ゲームのエンカウントの様な感じ


(8)総大将戦(1:21~)
ギターが特に際立つ
→総大将戦のみの情景

ベースの弦が今までよりも激しくなる
→総大将両者による激しい鍔迫り合い及び滲み出る様な闇側の強さの表現、対応して光側を表す楽器も頻りに鳴る

ギターの音高は左が高目、右が低目かつ旋律は似通っている
→それぞれ光側の楽器及び闇側のベースへ対応、双方の拮抗

時折強く鳴るシンバル
→総大将による剣戟の音、他のハイハットやシンバルは総大将よりも遠くにある周囲の剣戟

ギターの音高が徐々に上がる場所
→譜面が最後の3連だけ違う
左:明らかに下がる一方
右:下がりはするが3連の最後が左よりも下がらない
→音高=勢力と捉えれば、その時点では右側にあるギターの方が全体的に音高が高いことから闇側の優勢が判る
→闇側は音が下がり切らなかったことからやや余裕がある状態で攻撃を耐えていて、光側は凌いではいるがやっとの状態


(9)戦闘中(1:35~)
ギターの音が再び小さくなる
→戦場全体の俯瞰へ移行

ギターの旋律が似通っている
→戦力はなおも拮抗状態

時折強く鳴るシンバル
→総大将戦の剣戟

ブンブン鳴るベースの弦
→容易に勢力図が切り替わるくらいに拮抗した状態

タム
→兵士の足音

急に鳴るハーモニクス
→一時的に視点が総大将戦へ

再び際立つギター
→視点が総大将戦へ戻る、音高は交互に光側が高くなったり、右側が高くなったりすることから優勢劣勢が容易に切り替わる程に拮抗している状態を表す


(10)総大将戦の決着(1:47~)
視点は全体俯瞰から総大将戦へ移る

ギター、旋律も音高はなおも似通っている
→双方の総大将、拮抗状態は継続

シンバル
→剣戟

ドラムを始めとして全体的に音が減る
→視点の局所化、体力の限界及び終結の接近

左側の方が明らかに高いハーモニクスの音高
→光側の明らかな優勢

スネア、ロータム、ハイタム、フロアタム、シンバルという配置の順に鳴る
→左から右へ光側の総大将が闇側の総大将へ向けて駆けて行き、斬り付ける様子

結末は光側の勝利と推測出来る

------ここから雑談-----


全体のBPMが147程度と音ゲー曲全体ではややゆっくり目である点が泥沼とか夜の部分で活きていると思います
泥沼で終わりが見えない故に戦いとは苦しいものであるという印象も受けますし

後はどの曲でもBPMの機微が凄いです
大将戦開始時のエンカウント表現後の微加速とかで若干気分が高揚します
ベースをプレイしていると24分が繋がってもBPMの変化へ対応出来ていないと少し進んだところでリズムがずれ出してコンボを切るんですけどね……

1stアルバム「神曲」の前後で作曲の仕方ががらりと変わりましたが(但し、空澄みの鵯とは変わった後へ含む)、変わった後の曲の中でもA.DOGMAは配置、音高、音量、楽器音の印象までへも注力した、追随を許さないほどに途轍もない曲という印象があります
あさき曲中、最もよく聴くと凄いなと思う曲
他も凄いですけど

他の曲については別の機会にでも
楽に書けそうなのは極東史記かなとか
テーマとか扱っているもの的に1番好きな曲ですけど
ゲッカヨインターネットミュージックへ掲載されたインタビュー中のある部分で最初に思い浮かんだのも極東史記
全体的にはベースが主役(主題)でギターやドラムが引き立て役的な印象
ムービーの文章だと

IT DOES NOT MATTER HOW SLOWLY YOU GO
AS LONG AS YOU DO NOT STOP
"BE GLAD YOU HAD THE MOMENT"

という部分が好きです



上記までを読んで、自分はこうだと思ったなどの意見や感想などがありましたら、是非コメントをお願いしたいと思います

文章からも判ると思いますが、特に楽器やっているとか音楽学校へ通っているとかでもないので、他の意見も聞きたいというのが正直なところです

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【2011/11/22 05:59 】 | 音ゲー | コメント(0) | トラックバック()
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